おじいちゃんおばあちゃんと接するのが楽しいからですね。田舎育ちでおばあちゃんが好きだったというのもあります。
私は長崎出身で、中学生の頃から関東に出たいと思っていたのです。高校を卒業して、市川や松戸でサラリーマンをしていました。その頃は給料など条件の良い所に勤めようと考えていたのですが、次の勤務先を探しているときに、義理の父から「お金のためだけじゃなくて、もっ
と世の中のお役に立つことをしたら」と言われたのです。
この場所にはもともとおじいちゃんおばあちゃんが住んでいて、いずれはここでデイサービスをしたいと義理の父が考えていましたので、それならば私がやってみようと思いました。
そこで、失業期間中に職業訓練でヘルパーの資格を取得して、全国展開しているデイサービスに勤め、デイサービスの運営を勉強しました。取手が住みやすい街になるためのお役に立てたらと思います。
利用者さんに「ここに来てよかった」と思ってもらえるようにすることです。
比較的自立した方は、機能訓練のために外出してもらうようにしています。お買い物に行ったり、ひな祭りなどの季節ごとのイベントに出向いたり。利用者さんが望むことに応えていきたいです。
施設の広さによって利用者の上限人数が決まるので、もう少し受け入れることは可能ですが、1日の上限を10人にしています。大人数ではできないことをしたい、動きやすいようにしたいと考えているんです。楽しく過ごしてほしいというのが一番ですね。
最初は利用者さんを確保するのに苦労しましたが、今は上限の8割くらいの利用者さんがいます。利用者さんの上限が決まっていますので、より安定的に利用していただくこと、利用者さん、そのご家族の方々の満足度を高めていくことが当面の目標です。
また来たいと思っていただけるようなコミュニティの場にしたいですね。